派遣エンジニアとフリーランスの一番の違いは、雇用関係にあります。
フリーランスのエンジニアの場合、企業との雇用関係がありません。一方、派遣エンジニアの場合は派遣会社と雇用関係が存在しています。
こうした雇用関係の違いから派遣エンジニアは労働基準法が適用され、労働争議権、団結権、労働交渉権などの労働三権が認められています。しかし、フリーランスのエンジニアには労働三権が認められていません。
また、保険と年金の手続きに関しては、派遣社員の場合は会社にサポートしてもらえますが、フリーランスの場合はそうしたサポートを期待できません。そのため、フリーランスは自分で手続きを行わなければなりません。
さらに、働き方についても両者には違いがあります。
派遣エンジニアは派遣会社から指定された派遣先に出向く形になり、そこで働いている正社員と同じように仕事を進めていきます。たとえば、勤務時間なども同様です。
一方フリーランスのエンジニアであれば、派遣エンジニアと同じように企業に出向くこともあれば、在宅で仕事をすることもあります。この場合は決まった勤務時間というものが存在せず、自分で一日のスケジュールを決めることができるので、マイペースに働くことが可能です。
ただし、在宅で働く時には業務内容がどうしても限られることもあり、フリーランスといっても企業との契約内容によっては正社員と同じように出社して働くこともあります。
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